初期の軽微な違和感であれば、ハードレンズから摩擦の少ないソフトコンタクトや眼鏡へ移行することで、刺激を抑えて悪化ペースを緩める選択肢があります。しかし、すでに黒目の上部にまぶたが大きくかかり、日常生活に支障をきたしている場合は外科的な治療が視野に入ります。
眼瞼下垂の手術は、緩んで外れた挙筋腱膜を再び瞼板に縫い付ける「挙筋前転法」などが主流です。瞳孔(黒目の中心)にまぶたがかかり、視界が遮られていると医師に診断された場合は、健康保険が適用される医療手術となります(自己負担3割で片目につき数万円程度)。一方、視機能に問題がなく純粋な若返りや二重幅の調整を主目的とする場合は自由診療(美容医療)扱いとなります。
クリニックを選ぶ際は、形成外科や眼形成を専門とする眼科の評判を精査し、機能改善と仕上がりの自然さの双方に実績を持つ医師を選ぶことが失敗を防ぐポイントです。術後の腫れや内出血は1〜2週間程度で落ち着き、約1〜3ヶ月かけて自然な目元へと馴染んでいきます。事前のカウンセリングで術前後の経過写真やリスクの説明をしっかり受けておくことが推奨されます。