日本の税金は約50種類近く存在しますが、これらは「直接税か間接税か」という軸に加え、「国税(国に納める)か地方税(都道府県・市区町村に納める)か」という軸の2×2マトリクスで整理すると全体像がクリアになります。
直接税の代表格は、個人の所得にかかる「所得税(国税)」と「住民税(地方税)」です。さらに企業の利益に課される「法人税(国税)」「法人住民税・法人事業税(地方税)」、不動産を所有しているだけで毎年通知が届く「固定資産税(地方税)」、富の世代間移転にブレーキをかける「相続税・贈与税(国税)」などがすべて直接税のグループに属します。
一方、間接税の主役は「消費税(国税・地方消費税の合算)」です。その他にも、日常の嗜好品や特定のアクションに課される「酒税」「たばこ税」「揮発油税(ガソリン税)」、旅行客が航空運賃などとともに徴収される「国際観光旅客税」、温泉宿泊時に支払う「入湯税(地方税)」などが間接税に分類されます。
日常的な覚え方としては、「自分の名前で納税通知書が届く、あるいは自分で確定申告するものが直接税」「レシートや利用明細の内訳に最初から紛れ込んでいるものが間接税」とイメージすると直感的に判別できます。