世界人口80億人を超える人類全体を集計したABO式血液型世界統計を見ると、世界で最も人数の多い血液型はO型です。地域ごとのばらつきを平準化した地球規模の推計において、O型はおよそ45〜49%と半数近くを占め、圧倒的なシェアを維持しています。
次点に入るのがA型で、世界全体の約34〜38%を記録しています。日本国内ではA型が約40%で単独トップに君臨しているため、「A型こそが人類のスタンダードではないか」と錯覚しがちですが、地球規模で見ればO型の後塵を拝する形となっています。さらにB型は世界人口の約16〜20%にとどまり、最も希少なAB型はわずか4〜5%前後にすぎません。
この世界的な順位「O型 > A型 > B型 > AB型」は、大枠として数世紀にわたり安定していますが、国や大陸単位に解像度を落とすと様相は一変します。極端なケースではO型が100%に達する地域がある一方で、ユーラシア内陸部のようにB型がA型を大きく凌駕する地域も確認されています。血液型の比率は決してランダムに散らばっているのではなく、地域ごとの地政学的リスクや疾病史を如実に物語る指標となっています。