「結婚祝いはいつ渡すのが正解?実は当日渡しがNGなケースも」という疑問に対し、ブライダル業界の現場から返ってくる答えは極めて明確です。式当日にプレゼントの品物を会場へ持参することは、新郎新婦にとって「最も困惑するトラブルの引き金」になりかねません。
大手結婚式場でチーフウェディングプランナーを務める関係者の証言によると、「披露宴終了後の新郎新婦控え室は、持ち込みアイテムの回収、祝電の整理、装花や引き出物の余剰分、レンタル衣装の返却準備などで足の踏み場もない状態になります。そこにゲストから大型の家電や食器セット、観葉植物などのプレゼントが手渡されると、帰宅用のタクシーや自家用車に積み込めず、急遽式場から自宅への着払い配送を手配せざるを得なくなる事態が頻発します」と現場の窮状を明かしています。
当日受付に預ければ良いというのも誤った思い込みです。受付係を担当するのは新郎新婦の友人や同僚であり、金銭管理の重責を背負っています。そこに想定外の大きな荷物や紙袋を押し付けられれば、受付スペースの混乱を招き、最悪の場合は紛失や破損のリスクを抱え込ませることになります。
結婚祝いの手渡しマナーとして許容されるのは、ご祝儀袋に入った「現金」のみです。品物を贈りたい場合は、式の1〜2か月前から1週間前までに相手の自宅へ届くよう配送手続きを済ませるのが、現代における大人のスマートな気遣いです。どうしても手渡ししたい特別な事情がある場合でも、挙式当日ではなく、挙式前の別日にカフェなどで食事を兼ねて渡すか、新居に招かれたタイミングを選ぶべきです。