睡眠の悩みを抱えた際、最初に直面するのが「睡眠外来に行くべきか、それとも心療内科や精神科を受診すべきか」という診療科の選択です。睡眠外来は何科を受診すればよいのか迷う声は多いですが、判断基準は「症状の主原因が身体的な機能障害か、精神的・心理的ストレスか」にあります。
睡眠外来は主に呼吸器内科、耳鼻咽喉科、神経内科、精神科などが連携した複合的な専門外来です。大きないびきや睡眠中の呼吸停止を伴う睡眠時無呼吸症候群(SAS)、脚のむずむず感で眠れないレストレスレッグス症候群、日中に猛烈な眠気に襲われるナルコレプシーなど、身体的・神経学的な要因が疑われる場合に最も適しています。
対して心療内科や精神科は、職場や家庭のストレス、不安感、気分の落ち込みといった心理的要因からくる不眠症(入眠障害や中途覚醒など)を得意としています。睡眠外来と心療内科の違いを把握し、自身の症状の引き金がどこにあるかを見極めて窓口を選びましょう。なお、総合的な睡眠専門クリニックであれば両方の視点から診察を行っている施設も多く存在します。