附属高校を選ぶ最大のインセンティブである大学への内部連絡進学。学校案内や進路実績データによると、中央大学高校の内部進学率は例年85%〜92%という極めて高い水準を維持しています。希望者の大半が中央大学の各学部へと進学を決めており、大学受験の激化を回避するセーフティネットとして機能しています。
その中でも、受験生や保護者が最も熱い視線を注ぐのが中央大学 法学部 推薦枠の存在です。法学部は2023年に文京区の茗荷谷キャンパスへと移転し、都心回帰を果たしたことで大学入試全体の難易度・人気が再び上昇しました。後楽園に位置する中央大学高校からは、丸ノ内線でわずか1駅という物理的・心理的距離の近さも追い風となっています。
学内における法学部推薦枠の配分は、1学年約160名に対して例年40名〜45名程度が割り当てられています。これは学年生徒の約25%〜28%に相当し、他の中央大学附属校と比較しても全生徒に対する法学部枠の比率が非常に手厚いという事実を示しています。
ただし、その推薦枠を手に入れるための学内競争は平坦ではありません。選考は高校3年間の定期考査の成績、実力テスト、学力到達度試験の結果を総合した学内順位によって厳密に決定されます。「附属高校に入学したから勉強しなくていい」と油断した生徒は、1年次からコツコツと積み上げた同級生に太刀打ちできず、希望する学科や学部の推薦枠を逃す現実があります。