若手キャストが躍動できた背景には、作品の土台を強固に支えたベテラン俳優ふたりの圧倒的な重厚感がありました。タックの父であるコソン食品会長ク・イルチュンを演じたチョン・グァンリョルと、その妻ソ・インスクを演じたチョン・インファです。
『ホジュン 宮廷医官への道』や『朱蒙』で知られるチョン・グァンリョルは、厳格でありながら内に深い苦悩を秘めた企業トップを完璧に体現しました。近年は重厚な演技を続ける傍ら、韓国のバラエティ番組で見せるユーモラスで素朴な一面がSNS世代の間で「親しみやすいおじさん」として大バズり。大学での後進指導や慈善事業にも積極的で、世代を超えたリスペクトを受けています。
一方、自らの欲望と息子マジュンのためにあらゆる陰謀を巡らせたチョン・インファは、美しさと冷酷さが同居した至高の悪女像を構築しました。放送後も『いとしのクム・サウォル』などの大型週末ドラマで高視聴率を連発。実生活では韓国を代表する名優ユ・ドングンとのおしどり夫婦ぶりで有名であり、60代を迎えても変わらぬ圧倒的な気品と美貌で、韓国広告界やドラマ界の象徴的ポジションを維持しています。