『聖☆おにいさん』のメディアミックス展開は、漫画という枠をとうに超えている。アニメ、OVA、舞台、そして実写映画と、多面的に展開してきた歴史を整理しよう。
アニメ・OVA化については、2012年にアニメーション映画(劇場版OVA)が公開され、その後2013〜2014年にはテレビアニメ(全10話)がMXほかで放送された。声優はイエスを入野自由、ブッダを岡本信彦が担当し、その柔らかく親しみやすいキャラクターボイスがファンの間で非常に高い評価を得た。「アニメで知った」という新規ファンが単行本の売り上げを大きく押し上げた時期でもある。
そして2024年末、ついに実写映画化が実現した。公式発表資料によると、2024年12月20日(金)公開の映画版のキャストは以下の通りだ。
- イエス役:松山ケンイチ(『デスノート』『龍馬伝』など知名度・演技力ともに折り紙つきの実力派)
- ブッダ役:染谷将太(『ヒミズ』でカンヌ国際映画祭男優賞受賞の実績を持つ、若手実力派の筆頭格)
- 梵天役:賀来賢人
- ミカエル役:岩田剛典(EXILEメンバーとして知られながら演技でも高い評価を得ている)
- 帝釈天役:勝地涼
- 十一面観音役:仲野太賀
- ヨハネ役(そのほかキャスト多数)
Wikipediaおよび各報道媒体が伝えるこのキャスティングに対し、発表時点でSNSは大きく沸いた。「松山ケンイチのイエス、ビジュアルが想像そのまま」「染谷将太のブッダ、絶対ハマり役」という反応が相次ぎ、公式の発表ツイート(Xへの投稿)は数万件のリポストを記録したとも伝えられている。
実写化にあたって特に注目されたのは「原作の繊細な宗教ギャグをどこまで再現できるか」という点だった。監督・スタッフ陣も作品への理解を深めながら制作に挑んだとされており、公式のプロモーション映像が公開された際には「実写でちゃんとあの空気感が出ている」と安堵する声がファンコミュニティで多数確認された。