札幌ドーム失速の引き金となった最大の事件は、北海道日本ハムファイターズの撤退だ。新庄剛志監督率いるチームが北広島市に開業した「エスコンフィールドHOKKAIDO」へ本拠地を全面移転したことで、ドームの通年稼働の軸だった年間60試合以上のプロ野球興行が一瞬にして消滅した。
エスコンフィールドは開放的な開閉式屋根と最新鋭の設備を備え、野球観戦のみならず音楽イベントや各種エンタメを呼び込む次世代型エンターテインメント空間として急成長を遂げた。かつて札幌ドームの独壇場だった北海道の大型イベント市場は、完全に塗り替えられてしまったのだ。