座薬の入れ方で痛がらせない3つのコツ!嫌がる子どもへの対処法をプロが徹底解説

座薬の入れ方で痛がらせない3つのコツ!嫌がる子どもへの対処法をプロが徹底解説

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座薬の成否を分けるもうひとつの重要要素が、挿入時の「姿勢(体位)」です。無理な姿勢で力が入った状態では、どんなに潤滑剤を使っても括約筋が強固に閉じてしまいます。

自力または介助で挿入する大人の座薬挿入時の体位としては、医学的に「シムス位(側臥位)」が最も推奨されます。身体の左側を下にして横向きに寝具へ横たわり、下側の左足を軽く伸ばし、上側の右足の膝を胸の方へ深く曲げる姿勢です。この体位を取ることで直腸の走向が自然に整い、腹圧と肛門括約筋の緊張が最大限に緩むため、痛みを感じることなく容易に指が入ります。

一方、育児現場で最も過酷な試練となるのが子どもの座薬の入れ方と暴れる対策です。熱で不機嫌な子どもは恐怖心から足を激しくバタつかせ、腹部に力を入れて抵抗します。この状態での無理な挿入はトラウマや粘膜損傷につながるため、以下のステップで身体と心理の両面からアプローチします。

  • バスタオルホールド(おくるみ固定):子どもの両腕を体側に沿わせた状態で、大きめのバスタオルで上半身をしっかりと巻き込みます。腕のバタつきを安全に抑えつつ、抱っこに近い適度な圧迫感を与えることで安心感を生み出します。
  • おむつ替え姿勢または横向き抱っこ:仰向けにして両足首を優しく持ち上げる「おむつ交換の姿勢」か、保護者の膝の上に横向きに寝かせて丸まる姿勢を取らせます。
  • 腹圧を抜く声かけと呼吸合わせ:「ふーっと息を吐いてごらん」「痛くないお薬だよ」と穏やかに声をかけ、子どもが息を吐き出した瞬間に素早く滑り込ませます。息を吸ったり泣き叫んで息を止めたりしている瞬間は括約筋が固く締まるため、脱力した一瞬を見逃さないことが成功の秘訣です。
高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。