千原せいじのバイク人生を語るうえで、絶対に外せないピースがホンダ・CB400FOUR、通称「ヨンフォア」です。1974年に登場したこのモデルは、美しい4イン1のマフラー形状とカフェレーサースタイルで今なお絶大な支持を集める伝説の一台。せいじ自身もこの流麗なフォルムと、空冷4気筒エンジンが奏でる高回転域のエキゾーストノートに心底惚れ込んでいることを公言しています。
彼の旧車カスタムに対する美学は、ただパーツを高級品に置き換える成金趣味とは一線を画します。オリジナルが持つクラシックな雰囲気を最大限に尊重しながらも、信頼性の高い現代的な足回りや点火系を組み込み、「走って曲がってしっかり止まる」実動車としてのポテンシャルを引き出すのがせいじ流の真骨頂です。
公式YouTubeチャンネル『せいじんトコ』で公開されたバイク企画では、細部に至るまで妥協なく仕上げられたカスタムマシンが登場し、往年の単車乗りを唸らせました。特に『北斗の拳』に登場する宿敵・ジャギをオマージュした個性派ヘルメットや特製ギアを身にまとい、悪童のような無邪気な笑顔でアクセルを煽る姿は、彼の豪快なパブリックイメージと見事に融合しています。周囲の目を気にせず、自分が心から「カッコいい」と思えるスタイルを堂々と貫く姿勢こそが、せいじのカスタム哲学の核心です。