衛生管理を成立させるためには、ハードウェアである給食施設の最新設備基準を満たすことも欠かせません。現代の給食施設では、床を乾燥した状態に保つ「ドライシステム」が基本設計となっており、細菌の繁殖を抑える環境が整えられています。また、作業エリアは明確に「汚染作業区域(検収・下処理)」と「非汚染作業区域(調理・配膳)」に区画され、空気の流れや人の動線が一方向になるよう設計されています。
さらに近年、衛生管理基準と並んで命に関わる最重要課題となっているのが食物アレルギー対応ガイドラインの徹底です。誤配・誤食事故を防ぐため、以下の対策が講じられています。
・アレルギー対応食の調理専用スペースまたは専用器具(色分けされたまな板・包丁・鍋)の確保
・個別の専用トレイと名札付き密閉容器による配膳
・調理場引渡し時、教室配膳時における複数人での声出し確認(指差し呼称)
「調理時の混入(コンタミネーション)」と「教室での配膳ミス」の双方向からリスクを排除する仕組みが確立されています。