多くのトレーニーが最も気になるのが「マッスルメモリーの効果は一体何年持続するのか」という点です。
学術的な見地から見ると、ネズミなどの動物実験モデルでは生涯にわたって筋核が維持されることが示唆されています。ヒトの骨格筋細胞のターンオーバー(生まれ変わり)は非常に緩やかであり、一度獲得した筋核は少なくとも5年から15年程度、あるいは半永久的に維持される可能性が高いと考えられています。
もちろん、加齢に伴うホルモンバランスの変化(テストステロンや成長ホルモンの低下)や極端な栄養不足によって筋核が徐々に脱落するリスクはゼロではありません。しかし、20代〜30代で徹底的に鍛え込んだ経験があれば、40代や50代になって数年のブランクから再開した場合でも、マッスルメモリーの恩恵を十分に体感できます。
一般的に、3カ月〜半年程度のトレーニング休止であれば、適切な負荷と栄養を再開してから約3〜6週間前後で休止前の筋力・筋肉量の大部分を取り戻すことが可能です。