バブル崩壊後の長引く不況は、夫妻のビジネスに決定的な打撃を与えました。大口氏のアパレル事業の不振に加え、真行寺君枝名義での保証債務や美容関連事業の焦げ付きが連鎖。報道各社の取材データによると、負債総額は数億円規模にまで膨らみ、2000年代初頭にはメディアで金銭トラブルが大きく報じられる事態に陥りました。
追い詰められた彼女は2004年に東京地裁へ自己破産を申し立て、免責が決定。翌2005年には大口広司氏との婚姻関係にも終止符を打ちました(大口氏はその後2009年に肝臓がんのため逝去)。CMで一世を風靡したトップスターが背負った過酷な運命の落差に、世間は大きな衝撃を受けました。テレビの第一線から姿を消した背景には、芸能界の華やかさとは裏腹に、背負い切れない経済的重責と人生のリセットを迫られた壮絶な人間ドラマがあったのです。