家庭料理の最前線でも、レンコンの可能性を再定義する動きが目立つ。長年『きょうの料理』などで親しまれる料理研究家の栗原はるみ氏が提案するレンコン料理は、素材本来の風味を引き出しつつ、甘辛いタレを絡めて子どもの舌になじませる王道の温もりがある。じっくりと出汁の旨味を含ませた煮物やつくねは、世代を超えて愛される味わいだ。
対照的に、バズレシピで知られる料理研究家のリュウジ氏は、徹底して手軽さとパンチのある旨味を追求。チーズやコンソメ、ニンニクを大胆に効かせたガツンとくる味付けで、野菜であることを忘れさせる一皿を提示する。
丁寧な伝統の技と、スピード感あふれる革新的なレシピ。双方のアプローチが、毎日の献立作りに確かな選択肢を与えている。