鈴代紗弓が演じるキャラクターは、元気いっぱいのヒロインから無口な美少女、芯の強い少年役まで極めて多岐にわたります。出演アニメの中でも特にファンの評価が高く、彼女のキャリアを決定づけた代表作をピックアップして解説します。
1. 『ぼっち・ざ・ろっく!』伊地知虹夏
鈴代紗弓の知名度を世界的なものにしたのが、作中で「下北沢の大天使」と称される結束バンドのドラム担当・伊地知虹夏役です。コミュ症の主人公・後藤ひとりを温かくバンドに迎え入れ、時に厳しく、時に優しくメンバーを包み込むリーダーシップを見事に表現しました。カラッとした明るさの奥にある、亡き母への思いやライブハウス「STARRY」への情熱を滲ませた第8話の芝居は、アニメ史に残る名名場面として語り継がれています。
2. 『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』白銀圭
生徒会長・白銀御行の妹である白銀圭役を担当。思春期特有の兄に対する素っ気ない態度を取りつつも、心の底では兄を気遣い、ヒロインのかぐやに憧れる複雑な少女心を絶妙なニュアンスで演じ分けました。短い登場シーンでも強烈な印象を残す、鈴代紗弓のコメディセンスとツンデレ表現の巧手さが際立つキャラクターです。
3. 『ハイスコアガール』大野晶
テレビアニメ初主演作となった本作では、劇中で「ほぼ言葉を発しない(唸り声や息遣いのみ)」という極めて難度の高いヒロイン・大野晶を熱演。言葉を使わずに感情の起伏や主人公への淡い恋心を表現し切った演技力は、原作者や音響監督からも絶賛され、業界内に鈴代紗弓の名を強く刻み込む契機となりました。
4. その他の代表的出演作・人気キャラ
『荒野のコトブキ飛行隊』の主人公・キリエ役をはじめ、『ウマ娘 プリティーダービー』のメジロドーベル役、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のレネ・コスタ役、『逃げ上手の若君』の弧次郎役など、ジャンルを問わず重要なポジションを担い続けています。