中之島東端の剣先エリアが現在のような洗練された親水空間へと生まれ変わった背景には、2009年に開催された都市再生イベント「水都大阪2009」があります。それ以前の剣先部分は高水敷の護岸に囲まれたやや閉鎖的な緑地でしたが、水辺と市民を再び結びつける都市再生プロジェクトの一環として、安藤忠雄氏の構想や行政・民間の協働によって大改修が施されました。
そのシンボルとして設置されたのがこの剣先噴水です。稼働開始から十数年が経過する中で、配管設備の経年劣化やポンプモーターの老朽化による一時的な長期運休、そして機材を刷新しての再稼働といった水都大阪剣先噴水の再開経緯を辿ってきました。中之島エリアが国際的な文化・集客拠点として再評価される過程において、剣先の水景は常に大阪の都市ブランドを牽引する役割を担い続けています。
中之島から天満橋・北浜にかけての大川流域には、剣先噴水以外にも水辺を彩る多彩な親水スポットが点在しています。天満橋北浜周辺噴水詳細まとめとして周囲の施設を俯瞰すると、対岸の八軒家浜船着場周辺の親水デッキや、中之島バラ園内に配置されたクラシカルな水景施設など、歴史的建造物と現代の水景デザインが見事に調和していることが分かります。剣先噴水は、これら中之島水脈の東のゲートウェイとして機能しているのです。