保育士や幼稚園教諭の間で、『おばけのホットケーキ』は指導案に組み込みやすい絵本として高く評価されています。保育における主なねらいとしては、以下の3点が挙げられます。
第一に「食への関心と意欲を育むこと」。偏食や食の細さに悩む時期において、美味しそうに食べるおばけの姿は食育への格好のフックとなります。第二に「リズミカルな言葉のやり取りを楽しむこと」。料理の擬音語に触れることで、豊かな語彙力と表現力の土台を築きます。そして第三に「友だちと分け合う喜びを知ること」です。
保育現場では、読み聞かせにとどまらず多彩な活動へと発展しています。画用紙で作ったペープサートを用いて視覚的に料理工程を再現したり、生活発表会やお遊戯会での劇遊び・ごっこ遊びの題材として活用したりする事例が豊富です。ダンボールやフェルトで作ったフライパンとホットケーキを用意すれば、子どもたちが夢中になっておばけになりきるごっこ遊びが広がります。