ネット上の情報で最も軽視されがちなのが、メラケアフォルテの副作用と危険性に対する正しい知識です。特に警戒すべきは、配合されているモメタゾンフランカルボン酸エステルによる皮膚構造の破壊です。
強力なステロイドを顔面に連用し続けると、皮膚の真皮層にあるコラーゲン線維が萎縮し、皮膚がビニールのように薄くなる「皮膚菲薄化(ひはくか)」が進行します。その結果、表皮の下にある毛細血管が赤く浮き出る「毛細血管拡張症」や、ニキビに似た発疹が多発する「酒さ様皮膚炎(ステロイド皮膚症)」を引き起こす危険性があります。一度毛細血管拡張や皮膚萎縮が起きると、ステロイドを中止しても元の状態に戻すまでに数年単位の治療を要し、最悪の場合は不可逆的なダメージとして残ります。
さらに見逃せないのが、休薬期間が必要な理由です。人間の肌は、ハイドロキノンを数ヶ月にわたって休まず使用し続けると、薬物に対する耐性ができて効果が激減します。それどころか、極めて稀ではあるものの「外因性オクロノーシス」と呼ばれる、皮膚組織が青黒く変色して沈着する重篤な後遺症を招くリスクが医学的に報告されています。メラケアフォルテを使用する場合、「連続使用は最長でも6週間〜8週間にとどめ、その後は最低でも同期間(2〜3ヶ月)の完全な休薬期間を設ける」という鉄則を守らなければなりません。
そして、根本的な問題として個人輸入代行の注意点を認識しておく必要があります。医薬品医療機器等法(薬機法)に基づき、個人が自身で使用する目的での医薬品輸入は認められているものの、海外から届く医薬品には偽造品や不純物の混入、劣悪な保管環境による成分変質のリスクが常に付きまといます。何より重大なのは、万が一重篤な健康被害や皮膚障害が生じた場合でも、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の補償が1円たりとも受けられないという冷徹な事実です。