獣医学教育の中核を担うのが、国内有数の規模と設備を誇る「附属動物医療センター」だ。高度医療を提供する拠点として、犬や猫などの小動物医療はもちろん、北海道という立地を生かした牛・馬などの大動物臨床において全国トップクラスの症例数を誇る。日常的に救急搬送される重症症例や高度外科手術に学生が立ち会い、生きた臨床知を吸収していく。
現場での濃密な臨床実習は、資格取得の実績にも直結している。獣医師国家試験において高い合格率を維持し続けている背景には、暗記偏重の試験対策ではなく、五感を使って症例を診てきた臨床経験の厚みがある。病気の動物だけでなく、飼い主や畜産農家の心情に寄り添う対話力を現場で磨き上げている点も、医療現場からの高い評価につながっている。