情報収集をネットやSNS中心で行う際、見落とされがちな業界の盲点が存在します。典型的な誤解を解き、後悔を防ぐための真実を提示します。
誤解①:「完全造作洗面台のほうが、メーカー製より安く仕上がる」
工務店の標準仕様を外してパーツをバラバラに仕入れる完全造作は、大工工事、水道配管工事、電気工事、塗装工事と複数の職人が現場で微調整を繰り返すため、人件費が跳ね上がります。既製品の大量生産によるスケールメリットが効かないため、同等スペックであれば造作のほうが1.3倍〜1.8倍高額になるのが現場の実情です。
誤解②:「収納は後から無印良品やIKEAのワゴンを置けば何とかなる」
下部がオープンになったフロート洗面台を選び、後から市販のワゴンや半透明ケースを詰め込んだ結果、生活感に溢れて後悔するケースが後を絶ちません。最初から「見せる物」と「隠す物」の総量を立方センチメートル単位で割り出し、壁厚を利用した埋め込みキャビネットを仕込んでおくことが不可欠です。
誤解③:「鏡は大きい一枚鏡が一番おしゃれで正義」
壁一面の一枚鏡は圧巻の開放感を生みますが、裏面に収納が一切作れず、歯ブラシや化粧水ボトルの置き場を完全に失います。さらに開閉しない鏡は拭き跡が目立ちやすく、こまめなガラスクリーニングを強いられます。三面鏡の中央を固定し、左右のみを収納扉にする「インセット三面鏡」のほうが、実用性とホテルライクな端正さを高いレベルで両立可能です。