かつてシンプルな切り取りツールに過ぎなかったSnipping Toolは、今や高度なデスクトップアプリケーションへと変貌を遂げている。単なる画像切り出しにとどまらず、業務効率を直接引き上げるインテリジェントな機能が次々と統合されている。
特筆すべきは、画像内からのテキスト抽出(OCR機能)と機密情報のマスキング機能だ。スクリーンキャプチャ内に含まれるエラーコードやURL、住所などの文字列をワンクリックでテキストデータとしてコピーできる。さらに、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を自動検知し、瞬時に黒塗り加工を施すリダクション機能も実用レベルに達した。
静止画だけでなく、範囲を指定した画面録画にも標準対応している。手順書を作成する際、静止画を何枚も並べる代わりに数秒の操作動画をキャプチャして共有するスタイルが、現場のスタンダードになりつつある。