「ディスペルガードを付与していたのに、味方の追撃やマウントが消去されてしまった」というトラブルは、高難度戦において極めて頻繁に発生します。これはゲーム内の不具合ではなく、グラブルのバトル処理順とディスペルガードの仕様限界に起因する現象です。貫通が発生する主な要因は、以下の3点に集約されます。
第一の理由は「多段ディスペル(複数個消去)」の存在です。近年の古戦場ボスや高難度マルチが放つ特殊技には、「強化効果を2個消去」や「強化効果を3個消去」といった多段処理が組み込まれている事例が目立ちます。ディスペルガードが防げるのは、あくまで「1個目の消去判定」のみです。1個目の消去を身代わりとなって受けて消滅した瞬間、残りの2個目、3個目の消去判定は無防備となった通常バフにそのまま直撃します。これが「ガードを張っていたのにバフが剥がされた」と感じる最大のカラクリです。
第二の理由は「ディスペルガード自体の重複不可仕様」にあります。マウント(弱体効果無効)であれば、一部のキャラクターやアビリティによって複数回分のストックが可能なケースが存在しますが、ディスペルガードは原則として複数回分をスタックできません。すでにディスペルガードが付与されている状態で別のアビリティや召喚石を使っても、「NO EFFECT」となるか、効果ターンの上書きが行われるだけで、消去を2回分耐えられる状態にはならないのです。
第三の盲点が「強化効果無効化(デバフ)やターン経過減少との混同」です。敵が付与してくる「呪い」や「強化無効」といった弱体効果は、すでに付いているバフを消すのではなく「新たに付与されるバフを弾く」効果です。また、特殊技によってバフの持続ターンを減少させるギミックも存在します。これらはディスペル(消去)ではないため、ディスペルガードは何の反応も示さず消費もされません。プレイヤーの目線からはバフが消えたように見えても、システム上はディスペルではないためガードの対象外となる点に注意が必要です。