日本の製造業がグローバルサプライチェーンで生き残るため、規格の標準化は避けて通れない。特にJIS(日本産業規格)とISO(国際標準化機構)の整合性は、ここ数年で一気に加速した。
かつては日本独自の慣習的な表記が許容されていた現場も、今や完全な国際基準への移行を迫られている。矢の向き、尾の有無、そして基本記号と補助記号の組み合わせ。これらを曖昧に理解したままでは、海外の委託工場との間で致命的な仕様の食い違いが生じる。設計者には、単に「図面を描く」だけでなく、国際的に通用する記号のルールを厳密に運用する能力がこれまで以上に求められている。