Q1:「はたもんば」という地名は現在も日本の公的な地図に載っていますか?
A1:公的な市町村名や大字(おおあざ)として「はたもんば」が記載されているケースは極めて稀です。ただし、明治期の地籍編纂資料や江戸期の絵図、あるいは山林の登記簿に付随する「小字(こあざ)」や通称として記録が残っている地域は実在します。多くは時代の変遷とともに改称されたり、近隣の地名へ統合されたりしています。
Q2:「はたもんば」に行くと本当に祟りや怪異に遭うのでしょうか?
A2:科学的根拠のある怪奇現象が起こるわけではありません。しかし、足場が劣悪な山林や崖地、害獣(マムシ・イノシシ)の生息域であることが多く、滑落や咬傷による現実的な負傷リスクが非常に高いため危険です。また、刑法第130条の住居侵入罪(建造物侵入罪・土地侵入)に抵触する恐れもあります。
Q3:なぜ四国地方にこうした伝承が多く残っているのですか?
A3:四国は遍路文化をはじめとする生と死の境界に対する宗教的意識が色濃く残る土地柄であり、急峻な山間地と狭小な平野部が入り組む地形的特徴から、集落の内外を隔てる結界(境界)の観念が強く形成されたためです。また、独自の方言として「はた(端・磔)」の語彙が失われずに継承されやすかった環境も要因として挙げられます。