初めてでも焦らない原付のガソリン入れ方|セルフ給油手順と吹きこぼれ策

初めてでも焦らない原付のガソリン入れ方|セルフ給油手順と吹きこぼれ策

初めてでも焦らない原付のガソリン入れ方|セルフ給油手順と吹きこぼれ策にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

ネット上の情報やベテランライダーの都市伝説の中には、初心者を誤った方向へ導く危険な誤解が幾つか紛れ込んでいます。その最たるものが「ノズルを逆さま(レバーを上側)にして差し込めば溢れない」という裏技説です。

確かに一部のレーシングバイクや特殊なタンク形状において、ノズルの向きを変えて給油する手法が存在します。しかし、一般的な原付スクーターでノズルを上下逆に挿入すると、ノズル先端のオートストップ検知孔が上を向いてしまい、液面検知が完全に麻痺します。結果としてガソリンが車体へ勢いよく吹き上がり、足元のプラスチックカウルや電装系へガソリンが浸入する惨事につながります。メーカーが定めた通り、ノズルは「正位置(レバーが下側)」で構え、目視で液面を確認しながら微調整するのが鉄則です。

もう一つの盲点は、給油キャップの締め込みトルクです。原付の燃料キャップは、密閉性を保つために精密なパッキンが組み込まれています。回していくと「カチッ、カチッ」とラチェット音が鳴るタイプが多く採用されていますが、このクリック音が1〜2回鳴るまで確実に回し切らないと、走行中の気化ガス圧でキャップが緩み、カーブを曲がった拍子にガソリンが漏れ出す重大事故に発展します。「閉めるときは異音を恐れず、クリック音をしっかり耳で確認する」ことを習慣づけましょう。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。