日々のセルフケアとして市販の目薬を取り入れる際、自身の症状や使用習慣を客観的に見極める必要がある。誤った過剰使用は、かえって「リバウンド性の充血」や「角膜の乾燥悪化」を招くからだ。
【市販目薬によるセルフケアが適している状態】
- 一時的なPC作業による軽微な目の疲れ・かすみ感
- 花粉やハウスダストによる軽度の目のかゆみ(アレルギー専用点眼薬の使用)
- 1日の点眼回数を規定(1日3〜6回程度)の範囲内でコントロールできる場合
【自己判断を中止し、直ちに眼科受診を急ぐべき状態】
- 「差しても差しても目が乾く・充血する」ため1日に十数回以上も点眼してしまう場合
- 激しい眼痛、視野の欠損、急激な視力低下、多量の目やにを伴う場合
- 市販の充血除去薬(血管収縮剤配合)を連用しないと赤みが引かなくなっている場合
目薬は手軽に手に入る医薬品であるがゆえに軽視されがちだが、粘膜へ直接作用する精密な薬剤である。不適切な頻度や古い使用期限(開封後1ヶ月以上経過したもの)の薬剤を使い続けるリスクを正しく認識し、適切な境界線を持つことが不可欠だ。