真の食の醍醐味は、予定調和な観光コースの外側にこそ転がっている。綿密に組まれたツアースケジュールを一度手放し、夕暮れの街を気の向くままに歩いてみる。赤提灯の明かりに誘われ、見知らぬ客同士が肩を寄せ合うカウンターに腰を下ろす。
大鍋から立ち上る湯気を浴びながら、店主おすすめの小鉢をつつき、地元の銘酒を喉に流し込む。隣の常連客が屈託のない笑顔で語りかけてくるその瞬間、旅は日常の延長線を超えて鮮やかな記憶へと変わる。五感をフルに研ぎ澄まし、熱気あふれる九州の宵闇へと飛び込んでみてほしい。そこには、忘れられない極上の夜が待っている。 (出典: うま か(Yahoo!ニュース))
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