手軽な体操だからこそ、フォームの誤りによる弊害には細心の注意を払わなければなりません。特にあいうべ体操のデメリットとして挙げられるのが顎関節症の発症や悪化です。
口を無理に大きく縦や横へ開きすぎたり、関節に「カクッ」と音が鳴る状態で無理に動かし続けると、顎関節円板を傷める原因になります。顎関節に違和感や痛みがある場合は、口の開き幅を小さくするか、「いー」「うー」の発音動作を中心に負荷を調整する配慮が必要です。
安全かつ最大限の効果を引き出すための正しいあいうべ体操のやり方は以下の4ステップです。声は出しても出さなくても構いません。
- 「あー」:口を楕円形に大きく開け、喉の奥が見えるくらいしっかり開く(1秒キープ)。
- 「いー」:口を真横に思い切り広げ、首筋に筋が浮き出るくらい前歯を見せる(1秒キープ)。
- 「うー」:唇を強くすぼめて前へ突き出し、口の周りの筋肉を収縮させる(1秒キープ)。
- 「べー」:舌をあご先に向かって下方向へ思い切り突き出し、付け根から伸ばす(1秒キープ)。
この一連の流れを1回とし、1日30回を目安に行います。入浴中や就寝前、食後などに10回ずつ小分けにして行うのが継続の秘訣です。