養老渓谷を訪れる観光客の多くは粟又の滝周辺のみに集中しますが、一歩奥へ足を伸ばすことで、静寂の中で紅葉を満喫できる魅力的な穴場が数多く存在します。
筆頭に挙げられるのが、大多喜町側の山間部にひっそりと佇む「筒森もみじ谷」です。地元の有志によって整備されたこのエリアは、約0.5kmの小道沿いに濃密なカエデが密集しており、頭上を覆い尽くすような紅葉のドームを体験できます。大型観光バスが進入できない立地のため、個人旅行者だけが知る特別な撮影スポットとなっています。
散策で心地よい疲労を覚えた後は、房総ならではの滋味あふれるランチと名湯でのリフレッシュが旅の満足度を底上げします。
- 名物ランチ・グルメ:養老渓谷周辺では、清らかな水で打たれた「手打ち外房蕎麦」や、養老川の清流で育った「鮎の塩焼き」、地元大多喜産の猪や鹿を使った「ジビエ料理」が名物です。また、少し足を伸ばせば勝浦タンタンメンをベースにした温かいご当地麺料理も人気を博しています。昼時は名店に行列ができるため、11時台前半の早めの入店が鉄則です。
- 黒湯の養老渓谷 温泉 日帰り:養老渓谷温泉郷の最大の特徴は、コーヒーのような黒褐色をした独特の「黒湯(くろゆ)」です。太古の植物性有機物(フミン酸)が溶け込んだアルカリ性重曹泉は、入浴後すぐに肌がすべすべになる「美肌の湯」として名高く、冷えた体を芯から温めてくれます。「滝見苑」や「ごりやくの湯」などでは日帰り入浴を受け付けており、露天風呂から渓谷の木々を眺める極上の時間を過ごせます。