Q1:「五月の蝿」の読み方とタイトルの意味は何ですか?
A1:読み方は「ごがつのハエ」です。日本語の「五月蝿い(うるさい)」という言葉の漢字表記を分解したものであり、初夏に飛び交う鬱陶しい蝿のイメージと、かつて愛した相手が裏切りを経て「耳障りで目障りな存在」へ成り下がってしまった虚しさを重ね合わせたタイトルです。
Q2:歌詞に出てくる女性は実在する人物ですか?実話ですか?
A2:野田洋次郎自身の失恋体験や裏切られた際の実感が創作の着火点になっていることはインタビュー等からも伺えますが、特定の元カノ個人を攻撃・告発するために作られた私怨の歌ではありません。個人の実体験を出発点としながら、人間の内面に潜む究極の憎悪と愛憎の反転を音楽として極限まで純化した創作物と捉えるのが適切です。
Q3:なぜ「ラストバージン」と同時に両A面シングルとして発売されたのですか?
A3:光に満ちた究極の純愛を描く「ラストバージン」と、闇に堕ちた極限の怨嗟を描く「五月の蝿」を同時に提示することで、愛という感情が持つ二面性(コインの表と裏)を表現するためです。野田洋次郎自身が抱える人間性の多面性をそのままリスナーに突きつけるという、極めて挑戦的なコンセプチュアル・リリースでした。