「油の後始末が面倒」「たっぷりの油で揚げるのは油跳ねが怖い」という方に向けて開発されたのが、フライパンで作る簡単レシピです。大さじ2杯程度の油があれば、揚げ焼きの手法で十分に香ばしいチキンを完成させることができます。
フライパン調理において重要なのは、鶏肉のカットサイズと火加減です。一口大よりもやや小さめのそぎ切りにすることで、火の通りを均一にし、短時間でカリッと焼き上げることが可能になります。フライパンに油を熱したら鶏肉を並べ、中火で触らずに約3分間焼き色をつけます。裏返して蓋をし、弱火で2分蒸し焼きにして中まで火を通した後、最後に強火にして両面の衣をパリッと焼き飛ばします。余分な油をキッチンペーパーで拭き取ってから、あらかじめ混ぜ合わせておいたハニーバターソースを注ぎ入れ、手早く絡めるだけで完成です。
さらに、健康志向やコストパフォーマンスを重視するなら、鶏むね肉で作る柔らかハニーバターチキンが圧倒的におすすめです。鶏むね肉は加熱によってパサつきやすい弱点がありますが、調理前に「砂糖・塩各小さじ1/2、水大さじ2」をもみ込む「ブライン液処理」を15分施すだけで、繊維の保水性が劇的に向上します。繊維を断ち切るように斜めそぎ切りにした鶏むね肉を使えば、驚くほど柔らかくジューシーな仕上がりになります。
気になるハニーバターチキンのカロリーと糖質ですが、料理家・近藤幸子氏の本格レシピ(レタスクラブ掲載データ)では1人分あたり約762kcalと算出されています。鶏もも肉の脂質、揚げ油の吸収、そして蜂蜜の糖質が重なるため、一般的な唐揚げ(1人分約450〜500kcal)と比較してもかなりリッチな数値です。しかし、鶏むね肉を使用し、大さじ2の油で仕上げる「揚げないハニーバターチキン」を採用すれば、1人分を約420kcal、糖質約26g程度にまで大幅に抑え込むことが可能です。