脇当てはNg?プロ直伝の松葉杖の使い方と痛まない歩行術【2026】

脇当てはNg?プロ直伝の松葉杖の使い方と痛まない歩行術【2026】

脇当てはNg?プロ直伝の松葉杖の使い方と痛まない歩行術【2026】の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

痛みのない快適な歩行を実現するための第一歩は、身体に合わせた正確なフィッティングです。病院で慌ただしく処方された際、簡易的な目見当で高さを決められてしまい、不適合な寸法のまま耐えているケースが散見されます。理学療法士監修の基準に基づき、自宅でもミリ単位で再確認すべき松葉杖 高さの合わせ方には、明確な2つのチェックポイントが存在します。

1つ目は、松葉杖全体の全長です。普段履いている靴を履いた状態で直立し、杖先をつま先の「前方約15cm、外側約15cm」の床に置きます。このリラックスした起立姿勢において、松葉杖の脇当て上部と脇の下の間に、指が2〜3本分(約3〜4cm)すっぽり入る隙間が確保されていなければなりません。隙間がない場合は杖が高すぎて脇を圧迫し、逆に広すぎる(指4本以上)と前屈みの猫背になって腰痛や転倒の引き金になります。

2つ目は、グリップ(握り手)の高さ設定です。腕を自然にダランと垂らした際、手首の内側にあるシワ、あるいは骨盤の外側にある硬い骨の出っ張り(大転子)の高さにグリップを合わせます。実際にグリップを握ったとき、肘が約30度軽く曲がる角度が理想的です。肘が完全に伸び切っていると衝撃を関節で吸収できず、曲がりすぎていると腕の筋肉に過度な疲労が蓄積します。

一方で、脇を浮かせて正しく持てるようになると、今度は「手のひらが痛くて耐えられない」という新たな壁に直面します。この手のひらが痛い原因の多くは、グリップを指の付け根だけで握りしめているか、手首を過度に背屈(反らせた状態)させて全体重を骨の一点に集中させていることにあります。体重は手首の真上、親指の付け根の膨らみ(母指球)と小指側のふくらみ(小指球)の基部全体で押し込むように乗せるのがコツです。市販の低反発クッション材付き自転車用グローブを装着したり、グリップに衝撃吸収テープを巻き付けたりする工夫だけでも、手掌面の局所圧は劇的に分散されます。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。