エクセルにPDFを貼り付けるアプローチは、単一ではありません。閲覧相手の環境やシートの目的に応じて、主に4つの選択肢が存在します。まずは状況に最適な手法を見極めることが作業効率化の第一歩です。
最もスタンダードなのがエクセルオブジェクトの挿入PDF機能を利用する方法です。リボンの「挿入」タブから「テキスト」グループ内にある「オブジェクト」を選択し、「ファイルから」タブで対象のPDFを指定します。この際、チェックボックスの設定によって挙動が大きく変化します。
シートの見栄えをすっきり保ちたい場合は、エクセルPDF貼り付けアイコン表示を選びます。「アイコンで表示」にチェックを入れると、セルの上にAdobe AcrobatやEdgeなどのPDFアイコンが配置され、ダブルクリックするだけで外部リーダーが起動してファイル全体を快適に閲覧できます。社内回覧用の補足資料や、容量の大きいマニュアルを添付する際に最も重宝される形式です。
一方で、シートを開いた瞬間にPDFの中身を視認させたい場合は、アイコン化せずにそのまま埋め込みます。ただし、この方式ではPDFの1ページ目しか表示されないというエクセル本来の構造的制約がある点に留意が必要です。