物語の根幹を揺るがした最大の実績は、暗躍する黒ずくめの組織のトップの正体を暴き出した点にある。羽田浩司殺人事件の現場に残されたダイイングメッセージ「ASACA RUM」に対し、コナンや赤井秀一が「浅香」と「ラム」に思考を囚われていた中、優作だけが全く異なる視点を示した。
「ひとつの名称なんだ……CARASUMA」。日本最強の富豪・烏丸蓮耶の名を導き出したその一閃は、四半世紀近く続いたミステリーの霧を劇的に晴らしてみせた。この解明こそが、組織との全面対決における最大のターニングポイントとなったことは動かしがたい事実である。