グルメレビューサイトやSNSにおける口コミ・評判を分析すると、賞賛の声が圧倒的多数を占める一方で、一部に戸惑いの声が見受けられます。「服に匂いがつきすぎる」「店内の活気が良すぎて落ち着かない」といった指摘がその代表例です。
これらは欠陥ではなく、大衆焼肉店としての個性そのものといえます。白頭山の店内は昔ながらの直火ロースターが稼働している店舗が多く、最新の無煙吸煙設備を備えた個室ダイニングとは根本的に方向性が異なります。網から上がる煙に包まれながら、冷えた瓶ビールやハイボールを流し込み、熱々の肉を白米にワンバウンドさせて食べるライブ感こそが、同店が何十年も守り続けてきた様式美です。
「タレの味が濃すぎる」というネット上の反応についても、背景を紐解けば納得がいきます。白頭山の味付けは、白米をガッツリかき込み、キンキンに冷えた炭酸系アルコールで喉を鳴らすことを前提に設計されています。薄味の上品な会席焼肉を期待して行くとギャップを感じるかもしれませんが、「ガツンとしたパンチのある焼肉が食べたい」という本能的な欲求に対しては、これ以上ない正解を提示してくれます。