熱がぶり返した際、最も警戒すべきなのが合併症の発症です。インフルエンザウイルスが引き金となり、別の深刻な疾患が進行している恐れがあります。
特に注意すべき代表的な合併症は以下の通りです。
- 細菌性肺炎:解熱後3〜5日以降に再び38.5度以上の高熱が出現。黄色や緑色の粘り気のある痰、激しい咳込み、呼吸時の胸の痛みや息苦しさが特徴です。高齢者や基礎疾患保有者は急激に重症化しやすいため、厳重な観察を要します。
- インフルエンザ急性脳症:主に小児に多く見られますが、成人でも発症例があります。「呼びかけに対する反応が鈍い」「視線が合わない」「わけのわからない言動を繰り返す」「手足をガクガクと震わせる(痙攣)」などの初期症状が出た場合、一刻を争う救急搬送の対象となります。
- 急性中耳炎:乳幼児や小児の熱のぶり返しで非常に頻度が高い合併症です。耳の奥の強い痛み、しきりに耳を触る仕草、不機嫌に泣き続ける、耳だれ(耳漏)などのサインで見つかります。