職場という共同体において、世間知らずな振る舞いは一瞬で信用を失わせる爆弾となる。挨拶のタイミングや報告・連絡・相談といった基本的なビジネスエチケットを守らないだけでなく、「なぜ自分がそれをしなければならないのか」という疑問を不適切に主張してしまうのだ。
大手人材サービスを傘下に持つリクルート等の職場意識調査によれば、中途採用や若手社員の離職理由として「職場の人間関係における相互理解の欠如」が上位に挙がる。敬語の使い方一つをとっても、丁寧語と尊敬語の区別がつかないこと自体よりも、「相手への敬意を示す姿勢」が欠落しているように見えてしまう点が嫌われる本質だ。無自覚なタメ口や、商談での無配慮な発言は、企業の信頼そのものを損ねるリスクをはらんでいる。