Adhdはなぜ嘘をつく?悪気なき虚偽の心理と虚言癖との決定的な違い

Adhdはなぜ嘘をつく?悪気なき虚偽の心理と虚言癖との決定的な違い

Adhdはなぜ嘘をつく?悪気なき虚偽の心理と虚言癖との決定的な違いの具体的な内容に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

臨床の場やSNSの当事者コミュニティでは、嘘をついてしまう側とそれを受けるパートナーの双方が深い疲弊を訴えています。

ある30代のADHD当事者は、自著の手記の中で当時の心境をこう告白しています。
「上司に問い詰められた瞬間、頭が真っ白になり、防衛反応として口が勝手に『指示は受けていません』と動いていた。嘘をついた直後から心臓が激しく波打ち、強烈な罪悪感と自己嫌悪で消えてしまいたくなった」

一方で、パートナー側の精神的負担も見過ごせません。日常的な家事の分担や金銭管理において「買った」「払った」と言いながら実際には放置されていたり、話すたびに細かい事実関係が二転三転したりすることで、配偶者は強いストレスに晒されます。いわゆる「カサンドラ症候群」(発達障害のパートナーとのコミュニケーション不全によって生じる心身の不調)へと発展するケースの多くに、この「つじつまが合わない小さな嘘の積み重ねによる信頼崩壊」が存在しています。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。