結論から述べると、大さじ1の重さは調味料の種類によって約3g〜18gまで大きく変動します。「大さじ1=15g」と計算できるのは、水や酒、食酢など比重が「1」に近い液体調味料に限られます。
この数値のズレが生じる最大の要因は、ミリリットル(ml)とグラム(g)の単位の違いにあります。ミリリットルやかさ(cc)は物質が占める「体積(容積)」を表す単位であるのに対し、グラム(g)は物質そのものの「質量(重さ)」を表す単位です。同じ15mlの計量スプーンに隙間なく詰めたとしても、物質の密度(比重)が異なれば、秤に乗せたときの数値は全く別物になります。
例えば、食塩(大さじ1=約18g)は細かな結晶がぎっしりと詰まっているため水よりも重くなります。一方で、上白糖(大さじ1=約9g)や小麦粉(大さじ1=約9g)は粒子と粒子の間に微細な空気を多く含んでいるため、同じスプーン1杯でも水の約6割の重さしかありません。また、サラダ油などの食用油(大さじ1=約12g)は油が水に浮く性質からも分かる通り、水よりも比重が軽いため15gを下回ります。