黒服として冷徹に任務をこなしていた3人ですが、BW第24話以降の展開を経て、徐々に衣装が従来の「白服」へと戻っていきます。この復活劇は単なる後退ではなく、「有能さを維持したままの段階的シフト」として描かれました。
象徴的だったのが、ライモンシティを舞台にした「バトルサブウェイ編」です。白服に戻った彼らは、ニャースがサトシ一行に怪我を装って合流し、内部から信用を得た上でポケモンセンターごとポケモンを強奪するという、極めて知能的かつ大規模な計略を実行しました。かつてのようなマヌケな失敗ではなく、緻密に練られた作戦展開は「白服に戻ってもBWのロケット団は有能である」という事実を強く印象づけました。
そして物語は、サカキ自らがイッシュ地方へ降臨し伝説のポケモンを狙う「メロエッタと海底の神殿」作戦(オペレーション・テンペスト)へと結実します。この決戦の失敗とサカキの撤退を機に、彼らは組織の巨大な任務から離れ、再びサトシのピカチュウを狙う独自のスタンスへと回帰。「エピソードN」や「デコロラアドベンチャー」を経て、おなじみの「やな感じ〜!」とともに吹っ飛ぶ愛すべき悪役像が完全に復活を遂げました。