SNSや健康コミュニティを観察すると、「家庭の朝食でマーガリンを塗るのをやめたから安心」と満足する一方で、日常的にコンビニの菓子パンやクッキー、ファストフードのフライドポテトを頻繁に口にしているケースが散見されます。ここに現代の食の安全における重大な死角が存在します。
現在、家庭用に市販されている有名メーカーのソフトマーガリンは極限までトランス脂肪酸が抑えられています。しかし、安価な業務用加工食品や一部の輸入洋菓子に使われる「業務用ショートニング」「加工油脂」には、依然としてコスト削減のために部分水素添加油脂が用いられているケースが皆無ではありません。
「マーガリンという商品名」だけを敵視して安心感を得る心理的防衛は、現代の複雑な加工食品社会では実効性を持ちません。重要なのは、パッケージの裏面表示を確認し、パンやスナック菓子を含む加工食品全体の油脂構成に目を配ることです。