動物と植物の細胞の違いとは?プロが明かす決定打とテスト頻出比較一覧

動物と植物の細胞の違いとは?プロが明かす決定打とテスト頻出比較一覧

動物と植物の細胞の違いとは?プロが明かす決定打とテスト頻出比較一覧についての疑問解決ガイドをご紹介します。

Q1:顕微鏡で観察したとき、動物細胞と植物細胞を最も簡単に見分けるポイントはどこですか?
A1:最も明確な視覚的識別点は「輪郭の二重構造(細胞壁の厚み)」と「全体の規則性」です。植物細胞は頑丈な細胞壁があるためレンガを積み上げたように整然とした幾何学的輪郭を持ち、細胞と細胞の境界が太く明瞭に見えます。一方、動物細胞は細胞膜のみで構成されるため柔軟で、互いに押し合って丸みを帯びた不規則な形状をしています。

Q2:植物細胞の「細胞壁」と「細胞膜」はどのような位置関係になっていますか?
A2:外側が「細胞壁」で、そのすぐ内側にぴったりと沿うように「細胞膜」が存在しています。通常の状態では細胞膜は内側から細胞壁に強く押し付けられているため光学顕微鏡では重なって見えますが、植物細胞を高濃度の食塩水などに浸すと、水分が抜けて細胞膜の内側が縮み、細胞壁から離れる「原形質分離」という現象で両者の境目がはっきりと確認できます。

Q3:なぜ中学理科では「酢酸カーミン」や「酢酸オルセイン」を実験で使うのですか?
A3:細胞は生きた状態では無色透明に近く、そのまま顕微鏡で見ても内部構造の判別が困難だからです。酢酸オルセイン染色液や酢酸カーミン溶液に含まれる塩基性色素は、酸性物質である核内の染色体(DNA)に強く結合する性質を持っています。細胞を固定(生きていたときの構造を維持したまま死滅させる)しながら核だけを赤紫色に染め上げ、コントラストを劇的に高めるために使用されます。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。