熱中症と日射病の違いを徹底解剖!命を救う初期症状と応急処置の鉄則

熱中症と日射病の違いを徹底解剖!命を救う初期症状と応急処置の鉄則

熱中症と日射病の違いを徹底解剖!命を救う初期症状と応急処置の鉄則にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

現場での観察において最も恐ろしいのは、初期症状を「ちょっと疲れただけ」「夏バテだろう」と見過ごしてしまうことです。熱中症の初期症状には独特のシグナルが存在します。

最初期に現れるのは、脳への血流が一時的に不足することで生じる「立ちくらみ」「フワフワとした浮遊感を伴うめまい」、そして過剰な体温上昇を防ごうと血管が拡張した結果生じる「生あくび」です。また、大量の発汗によって血液中のナトリウム濃度が低下すると、脚のふくらはぎや太もも、腹部の筋肉がピクピクと痙攣し、いわゆる「こむら返り」が頻発します。この段階で直ちに手を打てば、後遺症なく回復させることが可能です。

一方で、救護者が絶対に躊躇してはならない救急車を呼ぶ基準は、以下の3点に集約されます。

第一に、「意識がはっきりしていない」こと。名前を呼んでも返事が曖昧、つじつまの合わない会話をする、視線が合わない、あるいは完全に意識を失っている場合は、体温調節中枢が危機に瀕している証拠であり、迷わず119番通報を行わなければなりません。

第二に、「自力で水分・塩分を摂取できない」こと。水を持たせても手からこぼしてしまう、激しい嘔気や嘔吐で飲み込めない状態は、消化管の血流が低下し経口補水が不可能な身体状況を示しています。この状態で無理に飲ませると、水分が気管に入り窒息や誤嚥性肺炎を引き起こす極めて危険な行為となります。

第三に、「涼しい場所で冷却処置を行っても、15分から20分以内に症状が好転しない」場合です。現場の応急手当だけで改善しない倦怠感や頭痛は、すでに不可逆的な組織ダメージへと進行しているシグナルです。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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