光年とは時間ではなく距離の単位!1光年のキロ換算と驚きの宇宙スケール

光年とは時間ではなく距離の単位!1光年のキロ換算と驚きの宇宙スケール

光年とは時間ではなく距離の単位!1光年のキロ換算と驚きの宇宙スケールにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

それでは、具体的に1光年は何キロメートルかを計算してみましょう。宇宙の広さ 光年 計算方法は、光の秒速に1年間の総秒数を掛け合わせる単純な算術で導き出せます。

物理学で定義される光速度「毎秒29万9792.458km」に、1ユリウス年の秒数「3155万7600秒(60秒 × 60分 × 24時間 × 365.25日)」を乗算します。その結果得られる数値は、約9兆4607億3047万2580キロメートルです。一般向けの概算としては「約9兆5000億km」あるいは「約9.46兆km」と表記されます。

この「約9.5兆km」という距離は、生身の人間の感覚では到底咀嚼できません。そこで、私たちが日常的に利用する乗り物や現代科学が誇る最先端の宇宙探査機を用いて、1光年 新幹線 ロケット 所要時間をシミュレーションした比較データを以下にまとめました。

移動手段想定巡航速度1光年の走破にかかる所要時間歴史的・人類学的スケールとの対比徒歩時速4 km(一般的な歩行速度)約2億7000万年恐竜が地球上に出現した中生代三畳紀以前から歩き続ける計算新幹線(のぞみ等)時速300 km(営業最高速度水準)約360万年人類の祖先であるアウストラロピテクスが生きていた時代からの歳月ジェット旅客機時速900 km(巡航速度)約120万年ホモ・エレクトスが火を使い始めた更新世前期に匹敵する時間アポロ宇宙船(有人月面探査)時速約4万 km(第2宇宙速度相当)約2万7000年クロマニョン人がラスコーの洞窟壁画を描いていた旧石器時代から継続飛行深宇宙探査機ボイジャー1号秒速約17 km(時速約6万1200 km)約1万7700年日本で縄文土器が作られ始めた草創期から現代に至る時間に相当

人類が作った人工物の中で最も太陽系から離れているボイジャー1号ですら、1光年の距離を突破するには1万7000年以上という膨大な時間がかかります。現在開発が進められているレーザー推進式の超小型ナノ探査機構想(光速の20%を目指すプロジェクト)を実用化しない限り、1光年という壁を人間の一生(約100年)のスケールで踏破することは叶いません。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。