多くの日本人アベレージゴルファーが直面するのが、シャフト硬さRとSの違い、そしてその中間に位置する「SR」の選定です。しかし、ここで絶対に知っておくべき業界の構造があります。それは「シャフトのフレックス表記には統一された世界基準(JIS規格など)が存在しない」という事実です。
例えば、純正クラブの「Sフレックス」と、カスタム専用シャフトの「Sフレックス」では硬さが全く異なります。一般に純正シャフトのSは振動数245〜250cpm前後で設計されていることが多く、これはハードなカスタムシャフトの「R〜SR」に匹敵します。そのため、「普段は純正のSを振っているから」とそのままカスタムシャフトのSを選んでしまうと、硬すぎて振り切れず、重度のスライスに苦しむケースが多発します。
失敗しないドライバーシャフト選び方の実践テクニックとして、純正シャフトからの買い替えであればまずは「SR」、あるいはややしなりを感じやすい柔らかめの設定からテストするのが王道です。「少し柔らかいかな?」と感じる程度の硬さのほうが、力みが抜けてスイングプレーンが安定し、結果的にミート率と平均飛距離が向上します。