水洗いはNg?アコーディオン網戸を外さずピカピカに掃除するプロの裏ワザ

水洗いはNg?アコーディオン網戸を外さずピカピカに掃除するプロの裏ワザ

水洗いはNg?アコーディオン網戸を外さずピカピカに掃除するプロの裏ワザとは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

壊れやすいからといって放置すれば、黒ずみ汚れは網目に沈着していきます。取り外しに不慣れな一般ユーザーが安全に作業するためには、「本体を取り付けたまま、ドライとウェットを使い分ける」アプローチが最も確実です。玄関アコーディオン網戸の汚れ落としにもそのまま通用する、プロ推奨の3工程を紹介します。

ステップ1:乾いた状態で埃を徹底的に払い落とす
絶対に最初から水気を持ち込んではいけません。水分が加わると埃がペースト状に固まり、網目の奥に目詰まりを起こします。まずは蛇腹網戸のほこり取りとして定評のある100均のマイクロファイバー製ハンディモップや、毛先の柔らかい羊毛ダスターを使い、プリーツのヒダの上下方向に沿って優しく表面を撫でるように埃を落とします。プリーツ網戸の掃除機アタッチメント(先端がブラシ状になっている丸ブラシノズル等)を使用する場合は、吸引力を「弱」に設定し、網を裏側から手のひらで軽く支えながら、吸い付きによるネットの歪みを防ぎつつ吸塵するのがコツです。

ステップ2:薄めた中性洗剤とスポンジ2個による「挟み込み拭き」
埃が粗方取れたら、いよいよ拭き掃除に移ります。バケツ一杯のぬるま湯に台所用中性洗剤を数滴(1〜2%程度に希釈)垂らし、2個の柔らかいスポンジを浸して固く絞ります。網戸を室内側と室外側の両面から2つのスポンジで挟み込み、上から下へと折り目のラインに沿って優しく揉むように滑らせていきます。セイキ販売のプリーツ網戸の手入れ指針でも案内されている通り、網を強く押すと折り目が潰れてしまうため、「両側から均等な圧力をかけて汚れをスポンジに移す」感覚を保つことが肝要です。

ステップ3:固く絞った布での洗剤成分オフとレール清掃
洗剤で汚れを浮かせた後は、水で濡らして固く絞ったマイクロファイバークロス2枚で再び両面から挟み、洗剤分を綺麗に拭き取ります。最後に忘れがちなのが下部レールのお手入れです。レール内に溜まった砂埃は、ガイド糸が擦れる際のヤスリとなって糸切れを誘発します。掃除機の隙間ノズルでゴミを吸い取った後、綿棒や使い古した歯ブラシで隅の汚れをかき出し、固く絞った雑巾で乾拭き仕上げを行ってください。掃除後は蛇腹をすぐに収納せず、完全に自然乾燥するまで広げた状態を維持することが型崩れを防ぐ防波堤となります。

なお、LIXILの人気製品「しまえるんです」掃除を行う際、枠ごとワンタッチで取り外せる設計のモデルもありますが、枠を外した場合でもネット自体への強い水圧洗浄は厳禁です。平坦な床の上にタオルを敷き、広げた状態で同様の挟み拭きを行うのが鉄則となります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。