名曲の生命力は、ストリーミング時代に入ってさらに加速しました。その決定打となったのが、Netflixの傑作SFオムニバスドラマ『ブラック・ミラー』シーズン3の名エピソード「サン・ジュニペロ(San Junipero)」の挿入歌としての起用です。
仮想現実の空間で出会った2人の女性の切なくも美しい愛を描いた同エピソードは、エミー賞作品賞を受賞するなど世界中で社会現象となりました。物語の感動的なエンディングにおいて、この曲が流れる演出はドラマ史に残る名シーンとして絶賛され、80年代リアルタイム世代のみならずZ世代やミレニアル世代の間でもSpotifyをはじめとするチャートで急上昇を記録しました。
また、ベルギーのダンスポップ歌手ケイト・ライアン(Kate Ryan)によるユーロダンス・カバーや、イギリスのシンガーソングライターであるベッキー・ヒルの楽曲でのサンプリングなど、時代ごとにエレクトロニックやポップスへのカバー・再解釈が繰り返されており、クラブカルチャーやダンスミュージックの現場でもフロアを揺らし続けています。