伸びてくる白髪を漆黒の染料で塗りつぶす時代は終わった。真っ黒に染め上げられた髪は、伸びてきた根本との境界線が目立ちやすく、かえってメンテナンスの手間を増やす原因になるからだ。現在、感度の高い40代が取り入れているのが、白髪を活かす「グレイハイライト」という技法である。
細い毛束を部分的に明るくブリーチし、白髪と黒髪のコントラストをボカしていく。これにより、白髪がまるで自然なメッシュのように馴染み、立体感と透明感が生まれる。白髪が浮いて見えず、むしろ「こなれ感」として機能するため、白髪染めの周期を大幅に伸ばせるという実用的なメリットも大きい。