「昔のような『まったり高給』を期待して入社した若手は、現実とのギャップに愕然としている」と、ある中堅行員は明かす。民営化に伴い、評価制度は実力主義へとシフトした。新規開拓や投資信託、保険などの役務収益目標、つまり「ノルマ」が厳格化しているのだ。
一方で、この変革をチャンスと捉える優秀な若手も少なくない。年功序列が崩壊したことで、20代後半で大きなプロジェクトを任され、同世代の地方銀行員を遥かに凌ぐ報酬を得るケースも出てきている。労働環境が「やばい」というのは、単に古い体質にしがみつきたい層の愚痴に過ぎないという側面もある。